金管楽器ってなに?
金管楽器について詳しく知りましょう


それでは1つ1つ見ていきましょう!
そもそも金管楽器って?
みなさんご存知の通り、世の中にはたくさんの楽器が存在します。そして、楽器は弦楽器や打楽器など音を出す方法によって大きく何種類かに分類されます。
金管楽器というのはその大きく分けられた楽器分類のうちの1つで、主に金属の管で出来ていて、唇の振動を管内に共鳴させて演奏する楽器になります。
ここで間違え易いポイントがあるのですが、楽器の分類は基本的に音を出す方法で分類されているので、例えばプラスチックで出来ているトランペットは金管楽器に分類されて、金属で出来ていてもサックスは木管楽器に属します。
どうやって音がでるの?
前の項目で少し書いたのですが、金管楽器は唇の振動を管の中に共鳴させて演奏する楽器です。
そもそも音というのは物体や空気などが振動する事によって発生する物理現象です。
そして、金管楽器を演奏する為には唇を虫の翅の音のように振動させるバズィングというのをする必要があります。そのバズィングで鳴っている振動をマウスピースという楽器と口を繋ぐパーツに共鳴させて、さらにその振動が楽器本体に伝わって、ベル(楽器の先端の朝顔のように広がっている部分)から金管楽器独特のきれいな音がでます。
金管楽器の種類
金管楽器の楽器としての分類がわかったところで次は金管楽器にはどんな楽器があるのか見てみましょう。

代表的な楽器たち
- トランペット
- ホルン
- トロンボーン
- ユーフォニアム
- チューバ
代表的な金管楽器はこの5種類です。1つ1つ軽く紹介します。
トランペットは金管楽器の中では主に高音域を担当する楽器でどんな音楽シーンにもかかせない楽器です。
ホルンは主に中音域を担当する楽器で音が後ろの方に飛ぶ特徴があり、更に、独特な音色なので木管楽器や弦楽器とも相性が良いです。
トロンボーンも中音域を担当する楽器で、スライドと呼ばれる部分を操作して音を変える特徴的な楽器です。私が演奏しているのもこのトロンボーンになります。
ユーフォニアムも中音域を担当する楽器で柔らかい音と機動性の高さが魅力の楽器です。オーケストラではなかなか使用されませんが、吹奏楽には無くてはならない楽器です。
チューバは低音域を担当する楽器で響きの豊かさで下から音楽全体を支える楽器です。オーケストラではトロンボーンと一緒にローブラスセクションとして演奏します。
どんなブランドがあるの?
金管楽器の種類について少し分かったと思うので、次は金管楽器を製作販売しているメーカーについて少し紹介させて頂きたいと思います。
ヤマハ

ヤマハは言わずと知れた国内最大手の楽器製造メーカーです。
楽器自体の個体差の少なさや剛性の強さ、音程の良さから日本の学校の殆どがヤマハを採用しています。
また、国内メーカーなので海外メーカーに比べて値段が安い傾向にあり、製品サポートやリペアのしやすさなどからも定評があります。
バック

バックはアメリカの楽器製造メーカーで、アメリカ管の特徴である響きの充実さを持ちながら、ヨーロッパ的な音色の多彩さを表現できる楽器メーカーです。
金管楽器奏者に海外の金管メーカーと聞いたらまずバックと答えが返ってくる程有名で、ヤマハに並ぶ人気を誇っています。
ゲッツェン

ゲッツェンもアメリカのメーカーで音の太さや素直さが特徴の楽器を製造しています。
『金管楽器ならゲッツェン』をキャッチコピーとしてトランペットとトロンボーンを中心に製造しています。
上位ブランドにエドワーズというメーカーがあり、私もエドワーズ社の楽器を長らく使用しています。
アレキサンダー

アレキサンダーはドイツの楽器メーカーでホルン製造で有名なメーカーです。
精密なロータリーと確かな技術で製造されたアレキサンダー社の楽器は響きがとても豊かで尚且つ澄んだ音が魅力的です。
ホルン以外にも6ロータリーのF管チューバでも世界的な人気を誇っています。

以上、金管楽器についての説明でした!また次回の記事でお会いしましょう!
まとめ
- 金管楽器は唇を振動させて吹く楽器
- 代表的な5種類の金管楽器がある
- メーカー毎特徴のある楽器を製造している
投稿者プロフィール

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トロンボーン奏者・バンドディレクター。元自衛隊音楽隊隊員。
東北を中心に全国各地で楽器のレッスンや審査員などをしています!
豊富な演奏実績と確かな知識でみなさまの音楽ライフをより豊かなものにできるよう情報発信していきます!
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